ジャスミン５

　　　綿の収穫（ジャスミン畑で）　

　　　ジャスミン５は、小さな綿花畝（うね：畑と言えない・・・）を持っています。
　　　昨シーズンから「和綿」を植えて、わずかな収穫の喜びをかみしめています。



　　　今年も１０月中頃から次々と綿の実がはじけ、やさしい白色の綿花が収穫できました。
　　　そー、家庭用ゴミ袋にややいっぱいで、１キロってところね。
　　　タオル１枚、Ｔシャツ１枚作るにも、重さからすると大変な労働だと思うのです。
　　　和綿は、洋綿に比べると、全体として小ぶりで繊維長も短い。
　　　いかにも「ニッポンの綿」という感じではありませんか。

　　　綿の種を撒くのは連休の頃です。
　　　薄いクリーム色のふんわりとした花が咲いて、先のとがった丸い実がなります。
　　　実は、秋風と共にはじけ、３個～４個に仕切られた内包から房のように
　　　垂れ下がります。乾いたなーという頃合いを見て手摘みします。
　　　この収穫期が結構長いです。

　　　写真の綿は、１２月２１日に採ったものです。
　　　まだまだいけそう。



　　　子供の頃、家の畑の一部で綿を作っていました。
　　　綿をお金にするのではなくて、祖母の縫うチャンチャンコの中へ入れたり
　　　座布団の中に入れたのです。
　　　とはいえ分量は知れているので、お嫁入りの布団を仕立てたという話しは
　　　私にとって不思議なことでした。私は祖母に聞きました。
　　　「足らないじゃん」と。
　　　祖母は、「何年も溜めておくの、それでたくさんにしておまえのお母さんの布団も
　　　叔母さんの布団も作ったの」
　　　うわぁ～、感動するなぁ。５０年前のはなしです。

　　　胸キュンのおはなしをクリスマスプレゼントにします。
　　　メリークリスマス　フロム　ジャスミン５．